五大シャトーを巡る贅沢な4月、エノテカ・グランスタ丸の内店で至高の一杯

東京駅構内に位置するエノテカ・グランスタ丸の内店。同店がオープン9周年を迎えるこの4月、ワインラヴァーにとって見逃せない特別企画が開催されている。

テーマは「毎週5大シャトーが楽しめるバー」。特に注目すべきは、店舗オープン年と同じ「2017年ヴィンテージ」をグラスで10ml (税抜き2,500円) から提供している点だ。

目次

シャトー・ラトゥールの歴史

ボルドーはメドック格付け第1級、ポイヤックの王者に君臨するシャトー・ラトゥールである。その歴史は古く、1331年に砦を築く許可が下りたことにまで遡る。

18世紀には「ブドウ園の王子」と呼ばれたセギュール侯爵の所有となり、その名声は不動のものとなった。1855年の格付けで第1級に選出されて以降も、ボルドーでいち早くステンレスタンクを導入するなど常に技術革新をリードしてきた。

1993年にフランソワ・ピノー氏がオーナーとなってからは、醸造設備の刷新やビオディナミの導入が行われ、さらなる精密さと完璧な品質が追求されている。

テイスティング:2017年シャトー・ラトゥール

2017年ヴィンテージの外観は、凝縮感のあるダークチェリーレッド。

香りは、熟したカシスやブラックベリーの力強い果実味を主体に、湿った土、ヒノキ、スミレ、そしてシダーのニュアンスが重層的に広がる。

味わいのアタックは非常に緻密で、ラトゥールらしい筋肉質な骨格が際立つ。タンニンは極めて豊富ながらも質は高く、荘厳な風格を感じさせる。今飲んでもその偉大さは明白だが、将来的な熟成への計り知れないポテンシャルを確信させる一杯。

4月の今後のスケジュール

この特別イベントは、4月17日からシャトー・マルゴー、24日からシャトー・ムートン・ロートシルト、27日からはシャトー・オー・ブリオンと続いていく。ちなみに4月3日はシャトー・ラフィット・ロートシルトが提供されていた。
(詳細はENOTECA グランスタ丸の内店ホームページの「スペシャルメニュー(PDF)を見る」を参照)

5大シャトーを週替わりで堪能できる機会は極めて稀だ。自分への週末のご褒美として、あるいは最高峰のワインを学ぶ機会として、ぜひ立ち寄ってみてほしい。

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この記事を書いた人

50代なかばにしてJ.S.A. (一般財団法人日本ソムリエ協会) のワイン検定ブロンズ、シルバーに合格。翌年に同協会のワインエキスパートに一発合格。
もっと早くワインに親しんでいればとくやむこの頃。
・J.S.A. (一般財団法人日本ソムリエ協会) 認定ワインエキスパート
・J.S.A. (一般財団法人日本ソムリエ協会) 正会員

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