THE WORLD FINE WINE | アプリ紹介 / Tasting Notes(iPhone)
ワインのテイスティング記録アプリ「Tasting Notes」1.3 では、iPhone を横にすると、記録したワインがボトルの棚や雑誌のような見開き、飲んできた国が灯る世界地図になる。ワイン仲間に見せたくなる、新しい横向きの画面を紹介する。

ワイン会で「最近なにを飲んだ?」と聞かれて、スマホを取り出す。ところが、見せられるのは文字の並んだ一覧ばかりで、どうにも絵にならない。せっかく書きためた記録なのに、人に見せるには少し味気なかった。
Tasting Notes 1.3 では、iPhone を横にするだけで、記録が「見せるための画面」に変わる。 ボトルの写真が棚に並び、1本を押せば雑誌のような見開きになる。統計は、飲んできた国が金色に灯る世界地図に。テーマは「ワイン仲間に自慢できる」だ。
これまでの「記録する」「記録を眺める」に、「見せる」 が加わった。
使い方は、iPhone を横にするだけ
ノート・セラー・飲みたいワイン・統計のどのタブでも、一覧の画面で iPhone を横にすると、黒に近い地の画面に切り替わる。時計やタブのボタンも消えて、ワインだけが並ぶ。縦に戻せば、いつもの一覧に戻る。
設定は何もいらない。テーブルの上で iPhone を横に倒して、そのまま相手に向ければいい。
ボトルの棚
最初に出てくるのが「ボトルの棚」だ。記録したワインの写真が横一列に並び、指で左右に流せる。
- 真ん中の1本は大きく明るく、上から細いスポットライトが当たる。両隣は少し小さく、暗く下がっていく
- 奥の灯りは、真ん中にあるワインの種類の色(赤ならボルドーのような深い赤、泡なら金色)にふわりと変わる
- 下に1行で、銘柄・産地と点数(セラーなら本数)
- 見出しの真ん中の「ALL · WHITE · RED · ROSÉ · SPARKLING」で、種類を絞れる
1本ずつ真ん中に止まるたびに、iPhone が小さく「コツッ」と震える。ダイヤルを回すような手ごたえで、つい何度も流したくなる。
1本を押すと、雑誌のような見開き

棚のボトルを押すと、左に写真、右に銘柄と印象が並ぶ見開きになる。左右に払うと、ページをめくるように次のワインへ移る。
ノートの見開きには、テイスティングの中身をひと目で伝える工夫を入れた。
- 「RED WINE」の横に、外観で選んだ色のグラスの見本
- 大きな細い数字で点数
- 酸味・タンニン・ボディ・余韻を、5つの金の目盛りで表したゲージ
- 果実・花・スパイス・熟成など、選んだ香りの分類のアイコンと代表の香り
- 総評のひとこと
言葉で「酸はやや高め、余韻は長い」と説明するより、ゲージを見せる方が早い。ワイン仲間との話も、ここから広がる。

セラーのワインは、本数を金色のボトルの絵で見せる。飲み頃の年は横一本の帯になり、今年の位置に「NOW」の印が付く。「そろそろ飲み頃だから、今度開けよう」という話がしやすい。飲みたいワインには、自分の記録から見た「好みに近い理由」(よく飲む品種や国と、その平均の点数)が出る。
上下に払うと、次の棚へ
棚は、ノート・セラー・飲みたいワイン・統計の4段に重なっている。棚を上下に払うと、次の段の棚がそのまま下から見えてきて、指を離すとすっと収まる。右端の4つの点で、今どの段にいるかがわかる。
選んでいた種類(RED など)は、段を移っても引き継ぐ。「赤だけ」で、記録・セラー・飲みたいワインを続けて見せられる。
統計は、ポスターと世界地図で
いちばん下の段が統計だ。見出しで SUMMARY・MAP・TIMELINE・BEST WINES の4つを切り替える。
SUMMARY:総本数のポスター

主役は、大きな細い数字の総本数。その横に、飲んだ国の数・品種の数・平均の点数、下に白・赤・ロゼ・泡の割合。右には、いちばん点の高い1本を飾る。1年のまとめのポスターのような1枚だ。
MAP:飲んできた国が、地図に灯る

点で描いた世界地図の上で、飲んできた国が金色に灯る。本数が多い国ほど、大きく明るい。

国を押すと、地図がその国へすっと寄り、金の輪が広がって、細い線で説明の札へつながる。札には、その国の本数と平均の点数、初めて飲んだ年、よく飲む品種、地域の内訳、いちばんの1本。「フランスは12本、シャンパーニュが多い」と、地図を指さしながら話せる。
地図の形は、パブリックドメインの世界地図データ(Natural Earth)をもとに、アプリの中に入れてある。ネットにつながっていなくても表示でき、位置情報も使わない。
TIMELINE:年ごとの記録の帯

年ごとに、12か月の列で飲んだ記録を点で積んでいく。点の色はワインの種類、点数が4.5以上の記録には金の輪が付く。年が増えても、全部の年がちょうど画面の幅に収まるように描く。
BEST WINES:自慢の1本だけの棚
点数が4.5以上の記録だけを、点の高い順に棚に並べる。押せば見開きになる。ワイン仲間に「これだけは飲んでほしい」と見せる棚だ。
こだわったこと
- 飾りの見出しは英語のまま。 「TASTING NOTES」「RED WINE」「BEST WINES」など、飾りの文字は日本語の表示でも英語にした。ワインのラベルやメニューのような雰囲気を出すためだ。銘柄・産地・印象などの中身は、いつもの表示の言語で出る
- 手ごたえ。 棚で1本止まるたび、種類を切り替えるとき、見開きをめくるとき、段を移るときに、それぞれ少しずつ違う振動を付けた
- 見本を作って、iPhone で触って決めた。 棚の並べ方、両隣のボトルのそろえ方、見開きの中身、統計のポスターの整理まで、いくつも見本を作っては実機で触り、選んでいった。ぼかしや傾きのような演出は、試したうえで外している
よくある質問
Q. 横にしても画面が変わらない
一覧のいちばん上の画面で横にしてほしい。ワインの詳細を開いているときや、記録の画面・設定を開いているときは、縦のままになる。iPhone の「画面縦向きのロック」がオンになっていると、横にならない(コントロールセンターでオフにする)。
Q. 横向きの画面で、検索の結果は使われるか
使われない。横向きの棚には、種類と、一覧で選んでいる絞り込み・並べ替えが効く。検索語は使わない(4つの段をそろえて並べるため)。
Q. 英語でも使えるか
使える。英語の表示では、見開きや地図の中身も英語になる。
Q. 料金は
アップデートは無料だ。横向きの画面は、無料版でもそのまま使える。
まとめ
iPhone を横にすると、書きためた記録が「見せたくなる」画面になる。 Tasting Notes 1.3 の新しい横向き表示は、そのために作った。
ボトルの棚を流し、見開きをめくり、世界地図で飲んできた国を灯す。一杯ずつの言葉が自分だけの物語になったら、次はそれをワイン仲間と分かち合ってほしい。
お酒は20歳になってから。飲酒は適量を楽しみましょう。
THE WORLD FINE WINE | Fine wine begins with a great story.
SOURCE
・App Store:Tasting Notes — App Store
・地図のデータ:Natural Earth(パブリックドメイン)
・画面の写真は、架空のワインと記録のサンプルで撮影したもの